建築家・建築デザイナーとは?
いま流行りの建築家・建築デザイナー・建築の匠とは?
皆さんは、私たち建築家たちをどのように思っていますか?
「先生」って呼ばれていつも偉そうにしてて、ちょっと図面を書くだけでガバッと儲かる悪代官みたいなやつって思っていませんか?中にはそういう人もいますが、そうでない人もたくさんいると思います。それではどんな人かというと、一言であらわすなら「建築バカ」だと思います。いつも建築のことばっかり考えているからです。朝起きても「あそこはこうしよう」ご飯を食べているときも、良いアイデアが浮かぶとすぐにスケッチを描く、四六時中「ああしよう」「こうしよう」って考えてばかり。(いつも嫁に怒られてばかりです…)まぁこんな生活ができるのも「物を作ること」「建築」が好きだから・・・だから「建築バカ」かな・・・
建築家・建築デザイナー・建築の匠の特徴
愚痴になるかもしれませんが、箇条書きにしてみました。
- 体弱いけど、寝ません、タフじゃないと出来ません
(徹夜なんて当たり前、昼間は現場、夜はアイデアを図面に) - 休みが少ない。労働時間が15時間くらい
(嫁の機嫌が少し悪いかなぁ) - ボランティアが多いです
(ホントお金にならない仕事が多いです) - なかなか儲かりません
(お金にならない仕事が多くてはねぇ) - 勉強が大好きです
(本当は好きじゃないけど、この仕事は常に新しい情報や知識を要求されます) - 良い物をいかにローコストで作るか、常に挑戦
(そこが私たちの腕の見せ所です) - たまに知らないこともあります
(勉強不足ですみません、帰って必死に調べてお答えします) - 指揮者やってます
(現場で指揮を執るのは私達。指揮者のいないオーケストラは演奏できないですね) - いろんな問題を常に抱えています
(現場で問題はつきもの。実はひとつひとつ解決していくのが楽しいかも) - お医者さんみたいかも
(建物の健康管理・環境・ライフスタイル・土地の状況診断とか) - いろんなトラブル解決してます
(この仕事はいろんな法律の下で成り立っているので) - 財務管理もこなします
(予算を無駄ものには一円も使えません。要望が最大限叶えられるようにやり尽くします) - 私たちの仕事はあまり社会的には認められていません
(欧米ではマイスター制度などがあり広く認められてます。日本でもテレビ番組のお蔭で少しづつ知られてきてますね) - それでも建築の仕事やってます
(多少家族は犠牲になってます。みんなごめんね。)
とまぁこんな感じですが、少しは解って頂けたでしょうか。要するに私たちは、建築のことが好きで、心から愛してる人たちだということです。
だからこそ、ローコストで本当に良いもの、クライアントのライフスタイルに合った建物が出来ると思います。
皆さんと一緒に建物を造る喜び、出来上がっていく感動を感じることが出来る人が私たちだと思います。
私たちにも家族や生活があります。デザイン・設計・監理料は下さいね。そんなに高いものではありません、総予算の比率から考えても。
私たちに依頼することがいろんな意味で賢い選択だと解っていただけるはずです。
私たちは専門的な立場から建築主の利益を守ることを義務づけられた職業だと思っています。