「中古マンションを買ってリノベーションか?新築か?」迷ってる方へどっちが良いか比較とポイントまとめ
マンションを購入する時によく比較されるのが「新築マンション」と「中古マンションを買ってリノベーションする」かです。中古の住宅に対してなんとなく抵抗がある方もいらっしゃると思います。しかし中古マンションには立地の条件や家族構成や趣味・嗜好などのライフスタイルにあったお部屋のデザインや自由度の高い設計、またコスト面などのメリットがあるからこそ「新築を買う」か「中古を買ってリノベーションする」かで迷われていると思います。今回新築と中古のマンションを選ぶ際に参考になるポイントをまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
1.立地・周辺施設や環境
- 駅やバス停など交通の利便性
- スーパやコンビニ・商業施設など、普段の買い物の利便性
- 学校や幼稚園などの教育施設の有無
- 病院など福祉施設の有無
- などなど…
立地においてこれらが一般的のポイントになります。こどもの通っている学校から転校しないよう学区を最優先に考える親御さんも多くいらっしゃいますね。これら以外にも家族の構成やライフスタイルによって立地に求める条件は様々変わってきます。不動産購入の際に”外せないものは何か”じっくりと考えておくと比較する際に役立ちます。
2.マンションの環境や管理業務の質
- 共有部分の清掃状況
- ガレージ・駐輪所の状況
- 管理人の常駐・宅配ボックス・コンシェルジュ業務の有無
- 修繕の計画の内容
これらのポイントは、中古マンションの場合一部を除きマンションに足を運んで現状をご自身の目で確認できます。また、新築マンションの場合はまだ新しくわかりにくいので、販売会社を通じて”管理計画”について問い合わせてください。
どんな方が住んでいるか”隣近所の情報収集”をできればしておくと良いかもしれません。実際に住んでみないとわからないことも多いですが、どのような人たちが隣近所に住んでいるか把握をすることで近隣トラブルのリスクを回避できることもあるかもしれません。
この隣近所の把握というのは容易なものではなく、心配な方はマンション販売の営業の方に聞いたり、朝や夕方に1時間ほど人の出入りの観察などしてみると良いでしょう。
3.部屋の間取り・設備や機器の変更
中古マンションを買ってリノベーションする場合
マンション定められている規約の範囲内で自由に間取りを変更できます。
ほとんどのマンションは専有部分を自由にリノベーションできるのですが「水周りの位置を変えてはいけない」などと制限もありますので購入前に管理組合に問い合わせることもことも大切です。中には「前例がないから床暖房をつけてはいけない」なんて言われた前例もありました。
出典:自由な間取りや遊び心も住まいに取り入れたマンションリノベーション – 完成事例集
新築マンションの場合
既に決められた間取りの中から選ばなくてはなりません。中には壁や天井のクロス・床のフローリング材の種類・キッチンやユニットバスや洗面台のカラーリングなど指定されたカタログの中から選ぶことが可能なこともあるようですが、間取りや大幅な仕様の変更をするととても高い追加料金がかかります。
4.販売価格・マンション購入にかかる費用
販売価格について
新築マンションの場合、関東(東京都)では5,000万〜6,000万円、関西(大阪府)では4,000万〜5,000万円の新築マンションがよく売れているようです。
中古マンションの場合、築10年以上のマンションは新築時の販売価格の5割〜7割程度で売られているようです。
人気の街や地域によっての物価の差、また立地や環境などの利便性で販売価格に大きな差があります。この”価格の差”が「新築マンション」を選ぶか「中古マンションを買って自由にリノベーションする」を選ぶかの重要なポイントになります。少し駅から遠くなると価格が下がったりするので、その分リノベーションにお金をかけて納得のいく住まいづくりをすることもできるので、”妥協できる点”や”譲れない点”など優先順位をつけて整理しておくと良いでしょう。
住宅ローンについて
「新築マンションを購入する」場合も「中古マンションを購入する」場合も住宅ローンの金利は変わりません。
中には中古マンション購入費用に「リノベーション費用」含めても住宅ローンとして組める銀行もあります。
その他、新築と中古で異なる点
“不動産仲介手数料”が新築マンションを購入する際にはかかりません。ほかにも購入時の”手付金”が新築マンションは「販売価格の5%〜」、中古マンションは「販売価格の10%〜」というところが多く、同じ販売価格なら新築マンションの方が少なく済みます。ただし、新築でも中古でも手付金が10万円で済んだという例もありますのであくまでもご参考までに。