などが具体的な要望でした。
DIYをはじめとしたA様の努力はもちろんですが、奥様のお父様が塗装工ということもあり、ご家族の大きな支援を受けてたくさんの人の手によって完成したお家ですが、まだまだ手を入れたいところがたくさんあるA様。 家ばかりではなく“手を加えながら暮す楽しみ”を手に入れたようです。 このお宅がこれからも成長し続ける様子を見守ることは、私たちにとっても大きな楽しみになりました。
それでは ご覧下さい・・・
大きな吊戸があるものの、殺風景で味気ない玄関でした。 本物のテラコッタタイルは各室の床レベルの都合でテラコッタタイル調のクッションフロアになりましたが、クロスを貼り替え、シューズボックスを新設してイメージを一新。既存の吊戸は新設の家具と同じ扉に交換してお化粧直しを。 写真手前の扉はノブを交換して、塗装をし直しました。 新しく作ったキャビネットは傘たてはもちろん、扉裏に靴のお手入れアイテムを収納するポケットやスリッパラックをつけるなど玄関をすっきり見せるための工夫もたっぷりです。
玄関の照明もイメージに合うブラケットに交換。壁や天井に写る影も雰囲気づくりにひと役買っています。
コンパクトなL型のキッチンはお料理好きの奥様には手狭でしたし、どことなく暗い印象でした。 対面式のオープンなコの字型キッチンにすることで、キッチンのスペースは明確に間仕切りながら、限られた空間を遮ることなく開放的な空間に。
カントリー調のインテリア雑誌を愛読しているA様でしたが、毎日のお手入れのことを考えて一度はステンレスの天板も考えられたのですが、 “これから10年間、後悔しながら暮したくはないから”と最終的には白のモザイクタイルをふんだんに使ったカントリーキッチンを選ばれました。扉材などはパインの羽目板です。ダイニングテーブルなどをオーダーされたインテリアショップにお願いして塗装方法を教えてもらってアンティーク色に塗装。
細部にまでこだわったキッチンはお気に入りのアンティーク雑貨やキッチン小物がよく似合う、お部屋の主役になれるインテリアのようなキッチンになりました。
既存の配管スペースは取り除くことができないため、タイルで仕上げてキッチンの一部に。“こまごましたものを置けて案外便利”と暮し始めてから奥様が一言。
キッチンとおそろいで作った食器棚 下部右端は炊飯器を入れられるワゴンにしました。
既存のものを生かす予定だった建具は思いのほか痛みが激しく交換することに。 西部劇に出てくるような自由蝶番をつかったカウンター扉をDIYでつける予定でしたが、 今はステンドグラスをはめ込んだドアをつけようかと思案中・・・。 ご主人の趣味の電傘を少しずつ買い足して廊下に吊る予定なので、 “ドアをつけるまではリビングダイニングからも電傘をながめて楽しみます。”とのこと。 家創りの楽しみにはまだまだ広がっているようです。
水廻りは同じイメージで統一。 洗面もキッチンと同じくパイン×モザイクタイルでカントリー調に。
共用廊下に面しているため明るさは充分でしたが、どこか殺風景な上、収納の少なさが気になりました。床にパインフローリングを張り、壁・天井はクロスを貼り替えました。 居室全体の通風のためと、収納力を向上させるために、隣接する和室の押入の壁を開口して2WAYクローゼットに。扉は既存の物入れに併せて、新旧2つのものに統一感を。
引き違い戸を引き込み戸に変更して、リビングダイニングと一体で使えるようにややモダンな和室にイメージチェンジ。 建具の枠をフレームに見立てて、キッチンから見える位置に時計を吊って、たたみの縁に併せたファブリックパネルも手作りで。奥様のセンスが光ります。
3月に入ってすぐのまだ肌寒さの残る日にお二人で珪藻土の施工にチャレンジしました 事前に練習をしたとは言え、まだ不慣れな手つきのお二人でしたが、見事にノルマを達成!施工後の感想は・・・? “施工前の養生は少し面倒ですが、珪藻土自体はとても簡単に塗れるし面白かったです。今回は不慣れで満足な柄をつけられなかったので、時間ができたらまた塗りなおそうかな?”とのこと。