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キッチンスペースは、レイアウトはもちろんのこと、色や素材、金物にいたるまでご夫婦が一番こだわった空間です。奥の壁は、ガスレンジをすっぽりと包み込むようにアンティークのレンガで仕上げました。一つ一つの色や形が微妙に違うのも、アンティークならではですね。キャビネットに取り付けた引き手やタオルハンガーはアンティークレンガとも相性のよいアイアン製を選びました。
LDと隣り合っていた和室とキッチンは、それぞれ不要な間仕切りを取り払い、広々としたLDKとしました。引込み式の大きな建具を付けたので、広々とした空間を確保しつつも、必要なときだけ仕切ることができます。壁は珪藻土で、床は玄関同様パインフローリングをこげ茶色に塗装して仕上げました。イメージしたのは、小学校の教室の床。少し、くたびれた感じを出すために、あえて色むらが残るように仕上げています。
LDを仕切る大きな建具は、木目の大人しいシナ材を使いました。建具をデザインしたのは何とご主人!奥様お気に入りのチェッカーガラスをはめ込んで、ご夫婦合作の建具が出来上がりました!
寝室の壁にはワインレッドの珪藻土を塗りました。色に関しては、お打合せの当初から明確なイメージをお持ちだったK様ご夫婦。家具や照明が入って、この部屋がどんどんK様らしくなるのが楽しみです。
将来子供部屋として使用するこの部屋は明るい黄色の珪藻土で仕上げました。『かぼちゃのクリームスープみたい』と、奥様思わずニコリ(^-^)
建具には細部までこだわったK様ご夫婦。その甲斐あって、すばらしい建具が出来上がりました。左の建具がご主人、右の建具は奥様がデザインされました。
建具に入れたガラスは、チェッカーガラス。日本では十数年前に生産が終了してしまったため、フランス製のものを使用しています。
奥様が情熱を燃やして選ばれた照明器具の数々をご紹介。赤、青2色のビーズランプは、奥様が1週間かけて作りました。繊細なビーズが風に揺れるたびにやわらかな光がふるふると動いてご主人が塗り上げた珪藻土の壁を美しく照らします。ガラスのシェードランプもお気に入りのアンティークショップで購入しました。
※ 横田建築メールマガジンVOl.18でも紹介しています