京町家再生・デザインリフォーム・耐震デザインリフォーム・京町家2世帯住宅(二世帯住宅)・木造打ちっぱなし・自然素材(エコ)・京都町家
『 町家がつなぐ家族の絆 』
それでは ご覧下さい・・・
表玄関をくぐると、京町家特有の長い土間が続きます。雑然と物が置かれていた以前の通り土間は、焼杉と竹を使った風情ある空間へと生まれ変わりました。旅館のようなたたずまいの土間の奥には2世帯共用の内玄関を作りました。焼杉で作った扉の両サイドには採光のための格子が。暗くなりがちな京町家の玄関に、少しでも多く自然光を取り入れるため工夫を凝らしました。
焼杉で作った玄関扉をくぐると、まっすぐに伸びる廊下と、天井いっぱいの玄関収納が。 普段履物からブーツや長靴といった季節物まで、2世帯分の靴を充分収納することができます。 上がり口に取り付けたのはリフォーム前の階段についていた古い手すりです。 この手すりは新しくなった家でもぜひ使いたいというお父様の強いご要望で、玄関と1階のトイレにつけました。
1階部分は親世帯の住居スペースになります。 出格子や奥の間は町家の良さをそのまま生かした改装を行いました。
表の間はお父様の仕事部屋として、中の間はLDKとしてそれぞれリフォームしました。室内は表から奥まで段差を解消し、バリアフリーにしました。部屋の間仕切りを取り払い、新しくしくなった空間にも既存のガラス戸や襖を使うなどご家族の思い出を残しつつ、新しい暮らしにも違和感なく馴染む空間をつくりました。
今回、新たに2世帯共用の脱衣所・浴室を増築しました。1帖程度の広さしかなかった浴室は、お子様と一緒に入っても広々使える1.25坪サイズのシステムバスになりました。 庭の緑を眺めながらゆったりバスタイム。一日の疲れを癒すのに最適の空間です。
玄関同様古い階段についていた手すりをつけました。トイレ本体は以前のものをそのまま使用。使えるもは出来るだけ使って余分な費用を抑えています。
京町家の階段は押入れ内部に作られることが多く、部屋とは襖で仕切られた暗く閉ざされた空間です。さらに一間にも満たない急な勾配なので上り下りにはかなりの負担と危険が伴います。こうした住宅内の危険を取除くのも今回のリフォームの重要なポイントです。 増築部分に新しく作った階段は一間半の緩やかな勾配で、踏み幅も充分確保しました。さらに壁・天井は構造用合板仕上げとし、薄暗い京町家の階段のイメージを大きく変えました。こうして家族みんなが安心して使う事ができる安全で明るい階段になりました。
2階部分はN様ご夫婦(子世帯)の住居スペース。低く、圧迫感のあった天井を取り払うと、見事な丸太の梁が顔を出しました。そこで、あえて天井は貼らずに梁や小屋組をあらわし、デザインとして取り込むことにしました。開放感溢れるキッチンダイニング、見上げると天井には存在感のある立派な梁が。 昭和初期からこの家を支え続けてきた材たちは長い時間をかけて落ち着いた色合いに変化し、この家の歴史を今に伝えています。
ロフトの真下にあたる部屋はご夫婦の寝室になりました。押入れのほかにウォークインクローゼットも作りつけたので収納力も部屋の広さも充分です。寝室の向かいにはトイレ・洗面といった水周りを配したのでアクセスもよく使い勝手のいい間取になりました。
通りに面した一番明るい部屋はセカンドリビング。ここでも収納力抜群の広いロフトを設置。この部屋は今後様々な用途で使われる可能性があったので、それを想定してプランニングしています。共用のスペース→子供部屋→2人分の子供部屋・・・。使用目的の変化に応じて簡単に間仕切ることがでる、照明やコンセントなど配線計画をきちんとしておく、またロフトを部屋としても使えるようにしておくなど様々な工夫を凝らしました。
部屋によって収納したい物の種類や大きさは異なります。それにあわせて適切な大きさの収納を計画する事が部屋をすっきり片付け広々と気持ちよく生活する事ができるコツです。今回はリビング・キッチンダイニング・寝室それぞれに空間を上手に利用した収納を設けました。
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